解説記事
福島第一発電所事故に係る放射線の話
著者:
植田 脩三,Shuzo UEDA
発刊日:
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1.まえがき平成23年3月11日に東北地方太平洋沖地震をきっかけに福島第一発電所の事故が発生して以来半年あまりが経過した。この間テレビ・新聞等のメディア、国会での審議等で放射線が話題にならない日はないといってよい。事故以前には大多数の方が放射線になじみがなかったが、それだけ大多数の人にとって放射線が身近になってきている。ベクレルやシーベルトといった放射線用語は、以前は専門家のみが知っている放射線の単位であったが現在は、知らない人はいないといってもくらいである。事故が起こったことは大変不幸なことであるが......
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解説記事
解説記事 「カーボンニュートラルを目指した世界の動向と日本の対応 その二 : EUタクソノミーにおける原子力の位置づけ」
著者:
栗山 正明,Masaaki KURIYAMA,植田 脩三,Shuzo UEDA
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フォン・デア・ライエン欧州委員長は、持続可能なEU経済の実現に向けた成長戦略「欧州グリーンディール」を2018年5月に発表した。これを出発点に、循環型経済を目指す行動計画や、必要となる投資と資金メカニズム、持続可能な企業活動の分類(以下EUタクソノミー)についての規則(以下EUタクソノミー規則)などが次々と整備され体系化されていった。しかしながら、原子力と天然ガスは当初、環境影響への判断が難しいとして規則の中に入っていなかった。最終的には補完委任規則として取り入れられることになった、その経緯を振り返り、原子力に絞ってその位置づけを見てみたい。...
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解説記事
解説記事「カーボンニュートラルを目指した世界の動向と日本の対応 その一 : 地球温暖化対策に係わる世界の動きと」
著者:
栗山 正明,Masaaki KURIYAMA,植田 脩三,Shuzo UEDA
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カーボンニュートラルを目指した世界の動向と日本の対応 その一 : 地球温暖化対策に係わる世界の動きと日本のエネルギー対策日本保全学会    栗山 正明 Masaaki KURIYAMA         植田 脩三 Shuzo UEDA1.はじめに地球温暖化への懸念からCO2などの温暖化ガス排出を削減する動きが国連機関を核として全世界で広がっている中、日本でも2020年10月に菅前首相が2050年カーボンニュートラル(CN)を宣言した。ここでは、温暖化対策の議論の中でCNが出てきた経緯や世界の主要国でのCN......